この機械は、超音波による振動が軟化した組織を溶着し、摩擦熱により凝固します。そのため、血管や組織を縫合、結紮せずに止血、切開が行えますので手術スピードや止血の安全性の向上により、患者の負担を軽減するものになります。
また、出血リスクや麻酔リスクの高い症例など高難易度の手術にチャレンジしていく事ができ、可能性を広げます。
当院では、内視鏡を用意しております。
これによって、動物の身体にメスを入れることなく、体内の検査や治療を行うことができます。
開腹することなく、胃内の誤って食べてしまった異物を取り除いたり、消化管内腔に面した組織を一部採取して、詳しく病理検査をすることもできますので、動物にとっては、負担が少なく処置ができます。
切開や蒸散、止血などさまざまな外科手術の手技に使います。
また、温熱効果を利用して、腫瘍治療や椎間板ヘルニアや関節疾患、口内炎・歯肉炎の治療に使います。
レーザーを使うことで患者さんの負担を軽くすることができます。
キセノン光とは近赤外線の一種で生体透過光としては最適な波長の光で、主に血流の改善、疼痛の緩和、創傷治癒促進などの効果をもたらします。そのため、椎間板ヘルニア、運動器疼痛、口内炎、外傷、術後の疼痛緩和と治癒促進などに効果があります。
血液検査機器の一つです。
この機械により、甲状腺、副腎、卵巣、精巣から分泌されるホルモン(甲状腺ホルモン(T3,T4,FT4)や副腎皮質ホルモン(コルチゾール)、エストラジオール、プロゲステロンなど)のホルモン値を測定する事ができます。
そのため、ホルモンの病気を定期的にモニターしていく事が院内で行えます。
レントゲン、エコーなど画像診断データの管理にOsiriXを採用しております。
サーバーで管理もしているため、院内のどの診察室からもPC上で画像データを見る事が出来るため、院内で情報共有が出来る上、DVDやiPadなどに入れて持ち運んだり管理する事が出来ます。
当院では活性化リンパ球療法、脂肪幹細胞療法を行っております。
このような治療を行うためには、細菌などが存在しない清潔な環境が必須になります。
当院では、細胞を培養操作を行うための専用のクリーンルームを設置しており、細胞を培養するためのインキュベーターはもちろん、培養操作を行うためのクリーンベンチなど揃っております。
動物には病気や怪我に対して自分で治そうとする免疫力(白血球のリンパ球)という自然治癒力が備わっています。
活性化リンパ球療法は、動物自身のリンパ球を体外に取り出して、免疫力を強めつつ培養し、また体内に戻すというものです。
生まれつき備わっている免疫の力を利用したり、免疫の力を強めたりするため、がんの発症や進行を抑える事ができる治療方法です。
自身の免疫力を使った治療法のため、副作用も少なく、全身のガンに利用できるため、負担の少なく有用な治療法です。
脂肪幹細胞療法とは、皮下脂肪の中にある脂肪幹細胞を利用して、ダメージを受けた細胞や臓器などを修復・再生する治療法です。
動物の体には、「幹細胞」と呼ばれる血管や筋肉、骨など様々な臓器や器官になる事ができる能力を持った細胞が存在しています。その幹細胞を採取したのち、培養などで増やした後で、患部に入れてあげる事により必要な器官や臓器を「再生」させる事が出来ます。
効果としては、主に、骨折癒合不全、脊髄損傷、炎症性の関節炎に効果があると言われております。